4日目 海南から湯浅(その2)(平成26年5月5日)

43蕪坂塔下王子(かぶらさかとうげ)-有田市へ

蕪坂塔下王子
山の中ですが、ここは少し整備されており、昼食休憩を取りました。
















しばらく歩くと、今度は急な下り坂です。しかも雨で濡れています。注意して歩いていたのですが、すべってこけてしまいました。また、このあたりは所々道しるべがなく、地図を見ても右に行っていいのか左に行って良いのかわからないところがありました。

44山口王子(やまぐちおうじ)

山口王子
山口王子案内板
みかん畑を抜けて、しばらく歩くと山口王子です。この社は、地元の人によって再建されたそうです。



紀伊宮原駅の近くにくまの古道ふれあい広場があったので、ちょっと寄ってみると、立派なトイレがありました。また、野球で有名な箕島高校の文字もありました。恐らく、この近くに高校があるのでしょう。
有田川を渡り、しばらく街を歩くと、くまの古道歴史民俗博物館がありました。ちょっと立ち寄ってみると、いろいろ展示物がありました。印象に残ったのが、平安時代の歌人藤原定家が後鳥羽院に随行した記録を、日程別に現代風に記述しているものがあったのですが、それが又人間くさくておもしろかったです。「かぜをひいた」だの、宿の不満をコメントするだの・・・でも、本宮に着いたら、さすが歌人、感動のコメントを述べておりました。ちなみに、定家の一行は本宮へ行く日は夜(朝早く?)月明かりで行動していたようです。夜歩くことに、何か儀礼的なものがあったのでしょうか?

45糸我王子(いとがおうじ)

糸我王子
糸我王子案内板

この王子も、地元の人によって再建されたそうです。



この後、今日3つめの峠をこえます。峠を下りて、しばらく行くと集落となります。

46逆川王子(さかがわ)-湯浅町へ

















このあと、しばらく歩くと湯浅の町並みとなり、湯浅駅に14時頃につきました。ここから先は、しばらく駅はないので、早いですが今日はここで終了とします。
今日の地図上の距離は21.7km
今日の行程は、山道が多く、少し大変でしたが、鈴木本家に始まり、みかんの原木あり、市壺の土俵ありと、古道気分を大いに味わえて満足です。
電車で帰るのですが、だんだんと大阪に戻る時間もかかるようになってきました。