6日目 御坊から田辺(その2)(平成26年6月8日)

65岩代王子(いわしろおうじ)-みなべ町へ

岩代王子 説明板
岩代王子 すぐそばが海

岩代王子











10:54海のそばの一角にあります。こじんまりとしていますが、鳥居もあります。















海沿いの道は気持ちがいいのですが、日陰があまりなく、駅付近の自動販売機で水分補給市、出発。次の王子までは海沿いなのですが、意外と車道の坂道が続き、その後歩行のみの迷路のような道へ。途中から案内板も見つけられず別荘が数軒建っている所を通り、線路の下を通って海へ出ることができました。
千里海岸1
千里海岸2
波の音を聞きながら歩くのも気持ちがいいです。










66千里王子(せんりおうじ)

千里王子
千里王子 説明板












11:52海のすぐそばにしっかりした木造の建物があり、潮による維持が大変だと思いますが、頑張ってほしいと思います。



このあと、地道を歩いていきます。鉄道の複線の中にも道があり、不思議なところもありました。尾根沿いの道を歩いた後、紀州梅干館があったので入ってみました。梅アイスがおいしかったです。

67三鍋王子(みなべおうじ)

三鍋王子
三鍋王子 説明板












12:56今は、みなべ町とひらがなで書きますが、駅名は南部、でも昔はこの字をあてていたのでしょう。



今日は暑く、少し疲れたのでここで帰ろうかとも少し迷いましたが、もう少し頑張って歩くこととしました。南高梅の発祥地である南部高校の横を通ります。次の王子は少し遠く、暑さがこたえました。

68芳養王子(はやおうじ)-田辺市へ

芳養王子
芳養王子 案内板
14:18 疲れながら、到着





天神崎トラスト運動
しばらく歩くと、田辺の市街地。天神崎の付近に来ました。自然トラスト運動発祥の地とは聞いたことがあるのですが、意外と建物がある印象です。半島の先の方は様子が違うと思いますが。









潮垢離浜記念碑
15:03潮垢離浜の記念碑
熊野古道は海沿いの道はここまでで、これより山へ入ります。昔はここで潮垢離の儀式をしたそうです。今は、子供たちが元気に遊ぶ公園で、少し遠慮しながら写真を撮りました。








69出立王子(でたちおうじ)

出立王子
出立王子 説明板












15:15少し坂を登ったところにありました。





このあと、南方熊楠の墓がある高山寺に寄った後、紀伊田辺駅に到着。指定席が満席でとれず、JRの優待券を持っていたのもあり、奮発してグリーン席に乗って帰りました。
本日の地図上の移動距離36.4km ほとんど海沿いを通るのどかさを感じる1日でした。

6日目 御坊から田辺(その1)(平成26年6月8日)

今日は5時に出発します。線路沿いなので、できるだけ長距離を歩くことをめざします。
コンビニで食事をします。店員さんに「塩屋王子」はどこですかと聞きましたが、行ったことはないとの答えです。地図を見せるともう少し先とのことです。

59塩屋王子(しおやおうじ)

塩屋王子
5:48別名美人王子。立派な神社です。
それにしても、御坊は宮子姫伝説や、安珍清姫伝説、道成寺、美人王子、日本一短い紀州鉄道と、観光資源を抱えていながら、あまり知られていないように思います。もったいない!













清姫草履塚
清姫草履塚 先端
6:30清姫の草履塚
安珍清姫伝説がここにもありました。









今日は、今までの5日間と異なり、海の見えるところを通ります。














仏井戸 案内板
仏井戸
7:11仏井戸 途中で曲がって,少し狭い道を通って国道を渡ったところにあります。
井戸の中に仏様がいるとのことですが、わかりづらかったです。






60上野王子(うえのおうじ)

上野王子
7:22漁村の外れにありました。

















清姫の腰掛岩
7:31清姫の腰掛岩
ここにも安珍清姫伝説が残っていました。ここまでくると、本当にあった話をもとに伝説が作られていると感じます。









61叶王子(かのうおうじ)-印南町へ

叶王子1


















叶王子
叶王子 説明板

8:16国道から少し外れ、かつ急に坂になったところにありました。








62斑鳩王子(いかるがおうじ)

斑鳩王子から
斑鳩王子 説明板












8:53神社から海が見えます。





63切目王子(きりめおうじ)

切目王子
切目王子 説明板












9:15
2つめの五体王子に着きました。立派な神社です。



しばらく歩いて、少し山の中へ

64中山王子(なかやまおうじ)

中山王子
中山王子 説明板












9:47ここも落ち着いた神社です。





梅畑を通って、再び海沿いへ
軽トラがたくさん通っていきます。しばらく歩くと人もちらほら。どうやら、梅の収穫時期のようで、活気があります。








有馬皇子結び松記念碑
10:35有馬皇子結び松記念碑 海南市でもありましたが、有間皇子も熊野古道と関係が深いです。










5日目 湯浅から御坊(その2)(平成26年6月7日) 

55善童子王子(ぜんどうじおうじ)-御坊市へ

善童子王子
14:31着 この王子は祠がありました。

















56愛徳山王子(あいとくさんおうじ)

愛徳山王子
14:47着
この王子は敷地が広いです。
















しばらく歩くと、神社の前に案内板がありました。御坊には、宮子姫伝説というものがあるとのこと。宮子姫が後の天皇の后となり、道成寺を建てたとのことです。
時間に少し余裕があるので、道成寺に行くことにしました。
道成寺の安珍塚
道成寺は宮子姫伝説とは別に、安珍清姫伝説があります。境内には釣鐘ごと焼き殺されてしまった安珍塚もありました。
拝観料を払って、縁起堂へ。中に入ると、このときの拝観者はわたし一人だけなのにわざわざ住職さんが案内してくれます。まずは、たくさんの仏像の部屋。次に、歌舞伎関係のたくさんの写真を貼った通路を通って、広い部屋へ。そして、安珍清姫の絵巻物を取り出してきて、説明してくれます。「ストーカー」など、今の言葉をつかって、とてもわかりやすく、おもしろく、価値のあるものです。また、他のお寺などで絵巻を展示していることがありますが、昔はこのように絵本を読み聞かせるように使っていたのだなと思いました。

再び熊野古道を歩きます。清姫蛇塚の誘導板もありました。

57海士王子(あまおうじ)

海士王子
16:14この海士という名前は、宮子姫伝説からでてきたのでしょうか?
















日高川を越えて

58岩内王子(いわうちおうじ)

岩内王子(焼芝王子)
焼芝王子案内板
17:17地元では焼芝王子と呼ばれているようです。













今日は御坊市内で泊まるので、もう一度日高川を越えて戻ります。せっかくなので、日本一短い鉄道会社である紀州鉄道に乗りました。
紀州鉄道
紀州鉄道

本日の地図上の距離31.5km
古道らしい山越えの道、日高の町の川沿いの道、そして道成寺など、いろいろ楽しい一日でした。


























5日目 湯浅から御坊(その1)(平成26年6月7日) 

天王寺発6:50湯浅行きの快速に乗ります。快速はほとんど日根野か和歌山止まりで、朝に湯浅まで行く電車はこれだけです。今日は土曜日なので、学生が乗り降りします。大阪もすでに和歌山に近づいてきた日根野あたりからだんだんと学生が増えてきました。公立でもなさそうだし、よく見ると、みんな腕にワッカをしているので、宗教系の私立なのだろうけれど、あまり心当たりがありませんでした。そうこうしていると、和歌山駅で学生で満員になりました。そして、黒江という駅で学生はみんな降り、ほとんどがらがらになりました。スマホで調べると、学生の正体は、野球で有名な智弁和歌山でした。おそらく、JRも大阪から通う智弁和歌山生を意識してダイヤを組んでいるのでしょう。
8:37に湯浅に着きます。
そこから歩き出しましたが、方向が正しいかどうかわからず、しばらくしてスマホで確認。しかし、使い慣れていないせいか、思うように動きません。
30分ほどロスした後、ようやく行く方向をつかみました。

47久米崎王子(くめざきおうじ)

久米崎王子
久米崎王子案内
9:40 近くまで来て、またわかりづらく、ようやく本日最初の王子




48津兼王子(つかねおうじ)広川町へ

地図では、高速道路の広川IC付近にあると書いているのですが、わたしには見つけられませんでした。今日は苦戦です。
旅籠跡 今は資材置き場となっていた
この後しばらく歩くと何件か旅籠跡が続いています。たぶんこの先に峠があるので泊まりの多い地域だったのでしょう。















伏見稲荷 津兼王子・井関王子・白井原王子?が合祀されている
津兼王子と井関王子を合祀した神社を発見。
















49河瀬王子(ごのせおうじ) 

河瀬王子(ぶれてしまいました)

河瀬王子
このあたりから雨が降り出しました。

50東馬留王子(ひがしうまどめおうじ)

東馬留王子
東馬留王子案内板
11:00ここで、2,30人の集団に出合います。ガイドさんがいたので、ツアー客のようです。一人に聞いてみると、神戸から来た熊野古道のツアーとのこと。大阪から湯浅まで来て、ようやく熊野古道を歩いている人を見ました。
ツアーの人は年配の人が多いので、先に行かせてもらいました。

この碑から急な坂が始まりました。
ここからは急な坂で、又、雨がものすごく降ってきました。道路が川のようになりました。ツアーの人、大丈夫なのでしょうか?さらに行くと石畳もありました。山の中に入ると、普段人があまり通っていないのか、道が少しわかりづらく感じます。












51沓掛王子(くつかけおうじ)-日高町へ




沓掛王子
沓掛王子
12:29着

















山をようやく越え、民家が見えてきます。ここからしばらくは川沿いのどかな道を歩いて行きます。

52馬留王子(うまどめおうじ)

馬留王子
12:58着

















53内ノ畑王子(うちのはたおうじ)

王子の跡?
内ノ畑王子
内ノ畑王子案内板
13:18着











54高家王子(たいえおうじ)

高家王子
13:41着

















この王子の通過後、川沿いの道を離れます。少し街の雰囲気が変わってきました。